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育児に介護に働き方!これまでの経験とこれからの生活スタイル「目指せ在宅ワーク!!」

介護生活でのトラブル。どうして皆やりたくないのかを考える

今回は私自身が経験した介護生活の役割分担についてです。

介護者家族目線での介護トラブルに関しての記事です。

 

私は介護の専門職ではありませんが父が脳幹出血で倒れた事から介護生活が始まる事になり、それに伴い父と同居していた祖母(現在100歳)の面倒みる事になり祖母も立て続けに認知症に。父と祖母の介護生活をスタートする事になりました。(現在は父は2019・9に永眠致しました。)

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家族の役割分担って何だろう?

介護生活が始まるにあたり考えていかなければならないのが介護家族の役割分担についてですね。少し前の時代だと「長男夫婦が介護を率先する」みたいな時代でしたが今は各家族化も進み、介護をする人が誰か。などは特に縛りがないように思います。

 

ですが、その変わりに誰がやるのか親族間や兄弟間で問題にもなりかねないのかとも感じます。

 

そもそも誰が介護をやるかを決めなければいけないと言うよりは介護家族の中心人物を決める。とゆうスタンスが良いのではないかと思います。実際に書類上などにサインをする事も多いのが事実です。何か介護者にあった場合に連絡先がないと病院や介護者をケアしてくれている方々が困ってしまいますのでキーパーソンを決めましょう。(キーパーソンとは介護に関する判断を行ったり、介護関係者や医療関係者とのやりとりをする人の事です。)

 

ですがその中心人物をやる事を出来れば避けたい 。

これが本音ではないでしょうか。

そして何故誰もやりたがらないのでしょうか

何故誰もやりたがらないの?

理由は山ほどかと思います。

お金 時間 仕事 プライベート メンタル

キリがないかなとも思いますが、とにかく中心人物の負担は言うまでもなく大きいものになるかと思います。ここに書かれている事、全てに多少なりとも影響があると思います。

そして客観的に見ても生活スタイルは変わるのではないでしょうか。

 

私も最初は戸惑いました。そして自分から率先してやろうと言う気持ちにはなれませんでした。それはやっぱり「大変そうだ」という介護へのイメージとネガティヴな思いからです。

 

ですが私の中の最終的な決断は私がどうしていきたいのかって事でした。そして気がつけば行動を起こしていました。因みに誰もやる人が居なかった事も正直な所、大きな要因の1つでもあります。大切な事ですので家族でよく話し合って決める事をお勧めします。

誰も助けてくれない

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じゃあそんな介護の中心人物にいざなってみてと困る事は以外にも身内が誰も助けてくれない事ではないかと思います。

 

珍しくないのではと思います。そして中でも厄介なのは手は貸さないのに口だけ出してくる親族達(兄弟や姉妹など)

 

私はこれが1番厄介だなと感じました。

理由としては身動きが取れなくなり介護に対する決断に時間がかかったり、事によってはお互いの信頼関係が揺らぐ事態になりかねないからです。

 

例えば「仕事が忙しいから」「子育てが大変だから」などの理由で介護の協力も費用面もサポートなく「もっとこうしてあげて」「こんな時はこれを買ってあげて」など要求のみを伝えてきたり、病院や介護施設などでお世話になっている方々にこちらに断りもなく連絡を入れられたりしたらどうでしょうか。何とも言えない気持ちになるのが本音かと思います。

 

たまにしか顔を出さない人には見えない部分もあるのが介護です。実際に動く人間に任せきりにしてたまに顔を出せは口だけ出す。この関係は介護を中心に引き受けている人にとっては不満を抱えてしまう原因になりかねません。そして何故、自分だけが介護しなければならないのか疑問すら湧いてしまうかもしれませんよね。

 見えない未来への不安

 何からすれば良いのか分からない介護。そして誰に聞けば良いのかも分からず不安な始まりを遂げる。この要因は最も大きな理由ではないでしょうか?

 

初めての介護生活への不安についてのはこちら↓に詳しく書いたので確認してみて下さい。

 

www.kikisroom.info

1人で背負わない

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 助けてくれる身内が居ない私は友人や知人の助けを借りたり専門家の方に助言をもらったりしていました。

 

絶対に身内や親族に助けてもらわなければならない決まりなんてありません。むしろ血縁関係者以外の人に手助けを借りる事にメリットがあるようにも感じました。

 

身内だからこそあてにしてしまったり期待してしまったりする事もあると思います。そして激しくぶつかる事もあるのでは。

 

今までのライフスタイルを変えなければいけない事は思いのほか介護者家族の負担になります。なので全て1人でやるのではなくどこを助けてもらって、どこを自分でやるのかをしっかりと把握しておくと時間にも気持ちにも余裕がでるのではないでしょうか。

頑張る自分を労ろう

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まずは自分を大切にしてあげて下さい。そして既に結婚をしていたり子供が居るのならばそこを第一優先にする事をおすすめします。今の生活があってこその介護です。誰かの犠牲の上で成り立つ介護は間違っています。
 
さみいしい話ですが介護は必ず終わりが訪れます。その時に仕事もなくなり、プラベートもなくなっていた。そんな事は決してあってはならないはずです。
 
私も父の介護中に1度、仕事と介護の両立に限界を感じた事がありました。ですがその時に一緒に居た介護職の方に「仕事は辞めたら駄目だよ。出来ない事は私達が助けるから。無理せずに頑張ろう。出来る事を皆が一生懸命やればいいんだよ。」と言われました。
 
心が本当に楽になったのを覚えています。

気持ちと生き方

生き方や考え方なんて人それぞれです。ましてや感情の軸や生き方の軸をどこにおくのかもです。なのでこれはあくまで介護職の目線でなく介護生活をしてきた私の考え方です。このブログを読んでる方は何かしらの形で介護に携わっている事かと思います。

 

介護の始まりが私のように突然訪れる方も、皆が完璧ではないし不安でおかしい事なんて1つもないんだと思ってもらえたらと思います。そしてそれを1つずつ解決していきましょう。そして時には自分だけで悩まずに介護に詳しい人を頼りましょう。大切な人の事だからこそたくさん悩んで、たくさん話し合ってみて下さい。

 

皆さんの介護ライフが少しでも心地のいいものになりますように。

 

#2020/9の記事になります

 

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